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住宅太陽光の創蓄連携を後押し、自家消費ニーズに応える新製品スマートハウス(2/2 ページ)

パナソニックは住宅用の太陽光発電システムと蓄電池を連携させる創蓄連携システムの新製品「パワーステーションS」を4月から販売する。従来製品より3分の1に小型化し、施工性も大幅に改良した。住宅用太陽光発電の自家消費ニーズの流れや、ZEHへの活用を見据えた製品だ。

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施工性も大幅にアップ

 既築住宅に設置する場合、課題となるのがリフォーム工事だが、「新製品は体積が従来比3分の1とコンパクト化を図ることで壁掛け設置を可能にした。そのため、1日程度余分にかかっていた基礎工事の必要なくなり、大幅に施工期間が短縮できる」(パナソニック)という。

 リモコン設定器と蓄電ネットアダプタの機能を統合したネットワーク対応型リモコン設定器を開発するなどして部材点数も大幅に削減した。さらに、「業界で初めて全端子の圧着端子カシメ加工を不要にした速結端子を採用し結線作業を半減した」(エナジーシステム事業部松本亮部長)と大幅に施工性を高めている。


施工性も高め、設置しやすくした(クリックで拡大) 出典:パナソニック

 特に配線・結線に関しては必要配線数そのものも17カ所と、従来比3分の2に削減している。このほか、無線LAN搭載により、LAN配線なしでHEMSへ接続可能なため、リフォーム時にも導入しやすくした。

 機能的には2.0kWの高出力を維持。停電時に冷蔵庫や照明、通信機器などの常時使用する機器を使いながら、IHジャー炊飯器による炊飯や高出力な電気ケトルによる湯沸しが可能だ。また、将来の遠隔制御を見据え、付属のリモコン設定器に、外部システム連携に備えたネットワーク連携機能を標準搭載。最新の通信仕様である「ECHONET Lite Release H」に対応する。


システム構成のイメージ(クリックで拡大) 出典:パナソニック

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