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太陽光パネルが吹き飛ぶ、実は危ないボルトの“締めすぎ”:太陽光(3/3 ページ)
ねじが緩んでモジュールが飛散し、周囲の民家に被害を与える……こんな事象には要注意です。しかし「締め過ぎ」によっても、実はモジュールが外れやすくなることもあるのです。適正トルクの確認、スペーサーの活用など対処方法も把握しておきたいものです(この記事は「O&M Japan」からの転載記事です)。
ボルト・ナットの緩みへの対処法
緩み止め剤を使って経年的な緩みを抑制していくことや、もともと緩みづらい性能を持つナットを使うなど、ボルト・ナットの緩みへの対処の方法は十分にあります。
重要なのは「小さな予兆を見逃さないこと」です。緩んだ状態で放置すると、モジュールの飛散、端子台の緩みによる機器の脱落、場合によっては機器の焼損などが起こる可能性があり大変危険です。
定期的に打音検査や直接の適正トルクでの締め付け確認をすることで、トラブルの未然防止を心掛けたいものです。
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