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日清食品とサントリー、共同配送で「年間CO2排出量を約50トン削減」:エネルギー管理
日清食品とサントリーホールディングスは2017年6月中旬から、北海道・帯広エリアへの商品配送の一部を共同で配送すると発表した。両社合計で年間のCO2排出量を約50トン削減可能という。
年間のCO2排出量を約50トン削減へ
日清食品とサントリーホールディングスは、物流での環境負荷低減を目指し、2017年6月中旬から北海道・帯広エリアへの商品配送の一部を共同で実施すると発表した。
海道の恵庭、千歳エリアにそれぞれ倉庫をもつ両社が、帯広エリアの卸店や小売店の配送センターの一部に対して、日清食品のインスタントラーメンなど食品全般、サントリーの酒類と飲料全般を共同で配送するという。
軽量荷物である日清食品の商品と、重量荷物であるサントリーの商品の組み合わせが配送時の混載に適している点、年間を通じて物流量のピークが異なる点など、両社にとってメリットが見いだせることから共同配送が実現した。この取り組みにより、両社合計で年間のCO2排出量を約50トン(約25%)削減することが可能になる。
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