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県を越えてメガソーラーを移設、火力発電所の中で3700世帯分を発電:太陽光
中部電力が愛知県から三重県に移設したメガソーラーが稼働を開始した。「川越火力発電所」構内に建設した発電所で、出力は7500kW、年間1140万kWhの発電量を見込んでいる。
中部電力が三重県三重郡の「川越火力発電所」構内に建設を進めてきた太陽光発電所「メガソーラーかわごえ」が完成し、稼働を開始した。出力7500kW(キロワット)の発電所で、年間発電量は一般家庭3700世帯分の使用電力量に相当する1140万kWh(キロワット時)を見込んでいる。
メガソーラーかわごえは「メガソーラーたけとよ」という名称で、愛知県にある「武豊火力発電所」構内で2011年10月から稼働していた。その後、武豊火力発電所の5号機の開発が決まったため、川越火力発電所に移設することとなった。
発電設備の移設は2016年6月から開始し、2017年1月6日から一部の設備で発電を行っていた。2017年5月31日からフル出力の7500kWで稼働を開始している。
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