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スーパーの屋根に太陽光発電、シャープがタイで16カ所に:太陽光
シャープはタイのスーパーマーケットの店舗や倉庫の屋根に、太陽光発電設備設置する事業を開始する。「二国間クレジット制度」を利用するもので、合計16カ所に16MW分の太陽光発電設備を設置する計画だ。
シャープはタイ王国の大手スーパーマーケットチェーン「Big C(ビッグシー)」の店舗や倉庫の屋根を対象とする太陽光発電の設置事業を受注した。タイの発電事業者であるImpact Solarから受注したもので、合計16カ所に太陽光発電を設置する。
16カ所に設置する太陽光発電設備の合計出力は約16MW(メガワット)で、年間発電量は2万1675MWh(メガワット時)を見込んでいる。2017年7月に着工して同年12月より順次運転開始し、2018年度末までに16カ所全ての発電設備が稼働を開始する予定だ。
この事業は環境省が実施する「二国間クレジット制度資金支援事業のうち設備補助事」の採択を受けている。他国に設置した発電設備によるCO2排出量の削減効果を、日本のものとして計上することを前提に、事業者に対し初期投資費用の一部を補助する制度だ。
タイでは経済成長に伴いエネルギー消費量が拡大しているが、その需要を賄うエネルギー源において石油や天然ガスの占める割合が高く、エネルギー源の多様化や環境への負荷低減が課題となっている。シャープが設置する16カ所の太陽光発電設備の稼働により、年間6913トンのCO2削減効果が見込めるという。今後、さらにBig Cの所有する11カ所の店舗や倉庫にも太陽光発電所を設置する計画だ。
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