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食品卸のトーホー、太陽光発電で自家消費:太陽光
トーホーグループ子会社のトーホー・北関東は、本社・宇都宮支店の屋上で進めていた全量自家消費用の太陽光発電設備の設置工事が11月30日に完了し、発電を開始すると発表した。
食品スーパーなどを展開する総合食品卸のトーホーで、北関東地区グループ会社のトーホー・北関東は、本社・宇都宮支店の屋上で進めていた太陽光発電設備の設置工事が11月30日に完了し、発電を開始すると発表した。同太陽光発電によって得られる電力は、当該施設電気使用量の2割程度となり、全量を自家消費する。
設備は約7千6百万円を投資したもので、太陽光パネルの設置面積は約1700平方メートル(太陽光パネル1036枚)。出力規模は約280kWで、年間想定発電量を約24万kWhとしている。この設備による年間想定CO2削減量は約123トン(50年杉8809本分に相当)になるという。
トーホーグループでは、事業所照明のLED化や主要事業所の冷凍冷蔵庫への省電力制御装置設置など、以前より環境保全や省エネに取組んでおり、今回の太陽発電設備の設置もその取組みをさらに推進するもの。なお、今回の設備を含め、同社グループの太陽光発電設備はトーホー平野祇園ビル屋上(出力規模約20kW、用途売電)トーホー本社駐車場(約245kW、売電)に次ぐ3カ所目となる。
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