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味の素AGF、本社・営業所の全電力を100%再エネ由来に:自然エネルギー
味の素AGFが本社および営業拠点の全電力を再エネ由来のグリーン電力に切り替えた。バイオマス由来の「グリーン電力証書」を活用した。
味の素AGFは2018年3月、本社および営業拠点の全使用電力を対象とした「グリーン電力証書」の購入に関する契約を、日本自然エネルギーと締結したと発表した。今回の「グリーン電力証書」の購入により、本社および営業拠点における年間使用電力約80万kWh(キロワット時)全量の100%グリーン電力化が実現するという。
日本自然エネルギーは、グリーン電力証書発行事業者の1つで、木材(建設端材など)をはじめとするバイオマスや風力、太陽光、水力などの再生可能エネルギーの「グリーン電力証書」を契約事業者に発行している。
味の素AGFは今回の「グリーン電力証書」の購入により、証書に記載された電力量相当のグリーン電力を利用したとみなされ、AGFグループのCO2排出削減量として算出される。契約内容はバイオマス発電委託契約で、契約期間は2018年4月〜2021年3月まで。契約金額は非公開。
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