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1.1万世帯分を発電するメガソーラー、京セラTLCが宮城県に:太陽光
東京センチュリーと京セラが共同出資する京セラTCLソーラーなどが、宮城県で開発を進めていたメガソーラーが稼働を開始。出力28MWで1万1100世帯分に相当する年間発電量を見込んでいる。
東京センチュリーと京セラが共同出資する京セラTCLソーラー(東京都千代田区)は、このほど坪井工業(東京都中央区)と共同で企画・開発を進めてきた「宮城・黒川メガソーラー発電所」(宮城県大和町)が2018年6月21日に運転を開始したと発表した。
同発電所は京セラ製の太陽電池モジュールを10万3950枚(270Wのモジュール9万2070枚、280Wのモジュール1万1880枚)を設置し、出力規模は約28MW(メガワット)。年間予想発電量は約3300万kWh(一般家庭約1万1100世帯分の年間電力消費量に相当)となる見込みだ。売電先は東北電力。同発電所は、京セラTCLソーラーが宮城県内で手掛ける初めてのメガソーラー発電所で、同社では2番目の規模となるという。
京セラTCLソーラーは、2012年8月の設立(出資比率=東京センチュリー81%、京セラ19%)以来、これまでに全国で67カ所、合計約258.1MW(2018年7月1日時点、稼働済みとして)の太陽光発電所を稼働・運営している。今後も太陽光発電事業を通じ、再生可能エネルギーの普及・促進に取り組む方針だ。
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