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パナソニック、住宅用太陽電池「HIT」に255Wの最上位モデル:太陽光
パナソニックが同社の住宅用太陽電池モジュール「HIT」シリーズに最上位モデルを追加。従来品と同じ面積で最大255W(ワット)の高出力を実現した。
パナソニックエコソリューションズ社は同社の住宅用太陽電池モジュール「HIT」シリーズに、最上位モデル「P255α Plus」を追加し、2018年11月21日から受注を開始すると発表した。発売は2019年1月21日を予定している。価格は17万6500円(税抜・工事費別)。
HITはパナソニック独自のヘテロ接合型太陽電池を実装した太陽電池モジュール。新製品は、従来品と同じ面積で最大255W(ワット)の出力を実現している。太陽電池は、光により発生したプラスとマイナスの「電荷」が再結合によって消失してしまう発電のロスがあるが、P255α Plusでは新たな技術で再結合を制御することで、モジュール変換効率19.9%を達成。設置スペースが限られる住宅屋根でも、より大きな発電量を期待できるとしている。
太陽電池は直射日光を受け温度が10度上がると出力が5%程度低下するといわれている。これに対して、HITは一般的な太陽電池に対して、温度の影響による出力の低下を半分程度に抑えている。この他、電極にあたった光も取り込む「拡散タブ」の採用、汚れを洗い流す「ウォータードレインコーナー」で汚れが残りにくいなどの特徴がある。
保証に関しては、出力保証と機器瑕疵(かし)保証を合わせた「モジュール25年保証」を無償で適用する。
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