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オリックスが山口県に56.4MWのメガソーラー、1.8万世帯分を発電:太陽光
オリックスが山口県に56.4MWのメガソーラーの建設を開始。2021年10月の稼働を予定しており、一般家庭1万8000世帯分の使用電力量に相当する発電量を見込んでいる。
オリックスは、このほど山口県美祢市(みねし)で、最大出力56.4MW(メガワット)の大規模太陽光発電所(メガソーラー)「OR山口美祢ソーラー発電所」の建設に着手したと発表した。
同社が開発・運営するメガソーラーの中で最大規模の発電所で、美祢環境振興が(大阪市淀川区)が所有の約116ha(ヘクタール)の土地を活用し、20万5172枚(予定)のパネルを設置する。年間予想発電量は、一般家庭約1万8000世帯分の年間消費電力に相当する6488万264kWh(キロワット時)を見込んでおり、2021年10月に運転を開始する予定だ。なお、施工は戸田建設および東芝プラントシステムが請け負う。
オリックスは、太陽光、地熱、風力、バイオマスなどの再生可能エネルギーによる発電事業を積極的に展開中だ。中でも、遊休地を活用した大規模太陽光発電(メガソーラー)事業では最大出力837MW、工場や倉庫などの屋根を活用した屋根設置型太陽光発電事業においては合計約1000MWの発電所の開発を手掛けている(2018年3月末現在)。
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