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ソーラーシェアリングの普及を後押し、神奈川県が事業支援プランを公募:自然エネルギー
神奈川県は太陽光発電と農業を両立するソーラーシェアリング事業の普及に向けて、民間事業者から事業を支援するサービスためのプランの募集を開始した。
神奈川県は、再生可能エネルギー等の導入の加速化を進めており、その一環として営農を続けながら太陽光発電を行うことができるソーラーシェアリング(営農型発電)の普及促進を図っている。
民間事業者がソーラーシェアリングの導入を検討している人に対し、栽培に適している作物の提案や、融資制度の紹介、国への事業計画認定申請、農地の一時転用許可申請など各種申請手続きの支援を、ワンストップでサービス提供していく新たな取り組みを始める。
それに合わせて2018年10月から、民間事業者からワンストップでサービスを提供するための具体的なプランの募集を開始した。応募資格は、神奈川県内に現に事業所を有する事業者、またはそうした事業者を含む複数事業者からなる共同体で、応募期間は2018年11月16日まで。
応募方法は神奈川県のホームページから申請様式ダウンロードし、必要事項を記入の上、郵送または持参する。提出先は神奈川県産業労働局産業部エネルギー課太陽光発電グループ(横浜市中区)まで。
民間事業者から提案されたプランは「かながわソーラーシェアリングバンク」に登録し、2018年12月上旬頃に同県のホームページなどで公表する予定だ。
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