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戸田建設が「RE100」に加盟、2050年までに再エネ比率100%へ:自然エネルギー
戸田建設が「RE100」への加盟を発表。再生可能エネルギー由来電力の使用比率を2040年までに50%、2050年までに100%とする計画だ。
戸田建設は2019年1月、事業用の電力を100%再生可能エネルギー由来で調達することを目標に掲げる国際イニシアチブ「RE100」への加盟を発表した。再生可能エネルギー由来電力の使用比率を2040年までに50%、2050年までに100%とする計画だ。
同社はこれまでCO2排出量を2050年までに1990年比で80%削減(1990年比)する目標を掲げ、気候変動対策への取り組みを進めてきた。今回発表したRE100への加盟はこのCO2排出量削減目標の達成、さらに再生可能エネルギーの利用推進への貢献を目指すものとしている。
今後は目標達成に向け、証書などを活用し再エネ利用率を高めていく。さらに同社が発電事業者の一員として出資している太陽光発電所について、「再生可能エネルギーの固定価格買取制度(FIT)」の終了後に発電した電力の一部を自家消費に活用する計画だ。
この他、戸田建設は長崎県五島市で、日本で初めて商用運転を開始した浮体式洋上風力発電事業にも取り組むなど。洋上風力事業の拡大にも取り組んでいる。今後もこうした洋上風力事業の拡大を目指すとともに、発電した電力を自家消費用に利用できる体制の構築にも取り組む方針だ。
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