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東京都が第一本庁舎を「再エネ100%」に、非FIT電力の供給で:自然エネルギー
東京都が都庁第一本庁舎で受電する電力を、2019年8月から再生可能エネルギー100%に切り替える。環境価値を持つ非FIT電気を活用して達成する計画だ。
東京都は、都庁第一本庁舎で受電する電力を、2019年8月から再生可能エネルギー100%に切り替えると発表した。環境価値を持つ非FIT電気を活用して達成する計画。
今回、再生可能エネルギー100%の電力へ切り替えるのは第一本庁舎の3000万kWh(キロワット時)分。都庁で利用する全電力3600万kWh(キロワット時)の約8割に相当する。
電力供給の契約先の選定は、総合評価一般競争入札(単価契約)で行い、2019年6月12日に日立造船が落札した。推定落札金額は税込6億3200万円(税込)。契約期間は2019年8月1日〜2019年9月30日までとなっている。
東京都は再生可能エネルギー100%による事業運営を目指す国際イニシアチブ「RE100」の理念に賛同しており、再生可能エネルギーを活用して、都庁舎で使用する電力からCO2排出量をゼロとする、「都庁舎版RE100」を推進している。
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