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未利用の留置線で太陽光発電、JR東日本が青森県で運用を開始:太陽光
JR東日本は、青森県青森市の盛岡車両センター青森派出所内にて太陽光発電設備を導入。2019年8月1日より運用を開始している。
JR東日本は2019年8月から青森県青森市の盛岡車両センター青森派出所で太陽光発電設備の運用を開始した。同派出所内において未使用の留置線を有効活用する取り組みである。
新設される発電所の名称は「青森石江太陽電池発電所」で、太陽光パネル数は1万1904枚、設置面積は約3万3千平方メートルとなる。発電出力は1万990kW(キロワット)で、想定される年間発電量は約2200MWh(メガワット時)となる。これは一般家庭約600世帯分の年間使用量に相当する発電量だという。
JR東日本は、グループ経営ビジョン「変革2027」においてESG(Environment・Social・Governance:環境、社会、企業統治)経営を掲げている。これに基づき、地球温暖化防止への取り組みの一環として再生可能エネルギーの導入を推進している。
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