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リコーが再エネ活用を拡大、英国拠点は100%再エネ由来電力に:自然エネルギー
リコーが生産拠点における再生可能エネルギー由来の電力活用を拡大。中国や英国の生産会社において、再エネ由来電力の活用を開始した。
リコーは2019年11月18日、同社が加盟する「RE100」への取り組みの一環として、生産拠点における再生可能エネルギー由来の電力活用を拡大すると発表した。
中国の生産会社Ricoh Thermal Media(RTM)において、社屋の屋根を発電事業者に提供するPPAモデルを活用し、太陽光発電設備を導入。発電容量は2.8MW(メガワット)で、RTMの年間使用電力の約20%が再生可能エネルギー由来の電力となる。加えて、英国の生産会社であるRicoh UK Productsにおいては、2019年10月1日より契約を切り替え、社内で使用する全ての電力を再生可能エネルギー由来の電力とした。
RE100は、事業運営に必要な電力を100%再生可能エネルギーで賄うことを目指す企業が加盟する国際的な環境イニシアチブであり、リコーは2017年4月に日本企業として初めて参画した。これまでもA3複合機の組み立て生産を行う中国、タイ、日本の拠点で2019年度より再生可能エネルギー由来の電力に切り替えた他、欧州の販売会社10社でも切り替えを行っている。
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