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異なる8台の蓄電池を“秒単位”で一括制御、電力系統の安定化に:エネルギー管理
関西電力、エリパワー、三社電機製作所ら10社が、異なるメーカーの複数の蓄電池を遠隔から一括制御する実証実験を開始。遠隔からの指令で、秒単位での一括制御を目指すという。
関西電力とエリーパワー、三社電機製作所、山洋電気、住友電気工業、ダイヘン、ニチコン、日本ベネックス、富士電機、YAMABISHIは2019年11月、異なるメーカー製の複数の蓄電池を、遠隔から一括制御する実証実験を開始すると発表した。
実証では、関西電力が蓄電池を一括制御するためNECと構築したシステム「K-LIBRA」と、各社の8台の蓄電池を連携させる。関西電力、エリーパワー、三社電機製作所の3社は、2019年1月の実証実験において遠隔から秒単位で一括制御できることを実機の蓄電池2台で確認しており、今回メーカーの異なる8台の蓄電池においても制御可能なのかを検証する。実証期間は2019年12月2日〜2020年1月31日まで。
また、K-LIBRAからの指令に対する蓄電池の応動時間や制御精度を検証することで、電力系統での短い周期の負荷変動に対する蓄電池としての応答性能を確認する。今回の実証試験の結果を基に、蓄電池の周波数調整力としての活用における課題などをまとめ、2019年度内に資源エネルギー庁へ報告書を提出する計画である。
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