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太陽光パネル上を“踏まずに”歩ける、検査やメンテに便利な作業台
ネグロス電工は「第13回 国際太陽光発電展」で太陽電池モジュール上作業台「パネルウォーク」を披露。太陽電池モジュールを踏ふむことなく、安全に検査やメンテナンスが行えるという。
ネグロス電工は「第13回 国際太陽光発電展」(「スマートエネルギーWeek2020」内、2020年2月26〜28日、東京ビッグサイト)において、太陽電池モジュール上作業台「パネルウォーク」を披露した。参考価格は1組1万3300円。
パネルウォークは太陽電池モジュールに保護具を取り付け、その上に足場板を載せることで、太陽電池モジュールに足を載せずに移動することができる作業台。短辺幅1000mm以下の太陽電池モジュールに対応し、使用条件はモジュール設置間隔10mm以上、アレイ面の傾斜角度10°未満となっている。最大積載量は120kg。
昨今、工場や施設などの屋根上に太陽光発電設備を設置するケースが増えている。発電量を増やすために設置可能面積の上限までモジュールを敷設するケースも多い。その際、メンテナンス時に設備中央のモジュールは、検査やメンテナンスが行いにくく、中にはモジュールを踏んでしまい、損傷させてしまうケースもあるという。パネルウォークはこうしたメンテナンス時の利便性向上に向けて開発したとしている。
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