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新築に「エネファーム」導入で太陽光発電を無償提供、東京ガスらが新サービス:太陽光
東京ガスと三井ホームは2020年3月27日から、新築戸建住宅に家庭用燃料電池「エネファーム」を導入すると、太陽光発電システムを無償で提供するサービス「未来発電G withずっともソーラー」を開始した。
東京ガスと三井ホームは2020年3月27日から、新築戸建住宅に家庭用燃料電池「エネファーム」を導入すると、太陽光発電システムを無償で提供するサービス「未来発電G withずっともソーラー」を開始した。
同サービスの対象エリアは、東京ガスの都市ガス供給エリア。三井ホームの新築戸建住宅を建設し、東京ガスが販売するエネファームを導入すると、太陽光発電設備を無償で提供する。ユーザーは燃料電池と太陽光の2方式の発電で買電量を削減でき、非常時にも活用できる。
太陽光発電で発電した電力はまず家庭で使用し、余剰電力を「再生可能エネルギーの固定買取価格制度(FIT)」で電力会社に売電するスキームとなる。この売電により得られた収入は、10年間の契約期間中、東京ガスに譲渡される。ただし、契約ユーザーと東京ガス間で締結する10年間の契約終了後は、売電収入はユーザー側の収入となる。
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