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社員の卒FIT太陽光を自社で活用、戸田建設が国内初の取り組み:太陽光
戸田建設が同社グループ社員が所有する住宅用太陽光発電の電力を、自社の再生可能エネルギー導入目標の達成に活用するプロジェクトを開始。再生可能エネルギーの固定買取価格制度による電力の買取が満了となった卒FIT太陽光を活用するプロジェクトだ。
戸田建設は同社グループ社員が所有する住宅用太陽光発電の電力を、自社の再生可能エネルギー導入目標の達成に活用するプロジェクトを開始した。再生可能エネルギーの固定買取価格制度による電力の買取が満了となった卒FIT太陽光を活用するプロジェクトだ。
この取り組みでは卒FITを迎えた住宅用太陽光発電を持つグループ社員が、ミツウロコグリーンエネルギーから電気を購入する契約を結ぶ。卒FIT太陽光はミツウロコグリーンエネルギーが買い取り、戸田建設の事業所や工事現場に「RE100電力」として供給する。
戸田建設では事業で利用する電力を100%再生可能エネルギー由来とすることを目指す国際イニシアチブRE100に加盟しており、再生可能エネルギーの利用率を2040年までに50%、2050年までに100%を達成する計画。RE100加盟企業が、グループ社員参加型の取り組みでRE100を推進することは、国内初の取り組みになるという。
今回の取り組みはこの目標達成に向けたもので、今後はさらに家庭用蓄電池を組み合わせた住宅用太陽光発電の利用なども検討するとしている。
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