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太陽光でEVにワイヤレス充電、出光興産が千葉県でシェアリング実証:太陽光
出光興産は2020年5月21日、千葉県館山市で超小型EV(電気自動車)を活用したカーシェアリング事業「オートシェア」の実証実験を開始したと発表した。2020年8月に開始した岐阜県飛騨市・高山市に続く2カ所目となる実証で、カーポートに設置した太陽光発電システムの電力をワイヤレスで給電する。
出光興産は2020年5月21日、千葉県館山市で超小型EV(電気自動車)を活用したカーシェアリング事業「オートシェア」の実証実験を開始したと発表した。2020年8月に開始した岐阜県飛騨市・高山市に続く2カ所目となる実証で、カーポートに設置した太陽光発電システムの電力をワイヤレスで給電する。
今回の実証では出光興産の系列会社である丸高石油に、タジマモーターコーポレーションが開発する超小型EV「ジャイアン」を計4台貸与し、一般と法人を対象にカーシェアリングサービスを提供するというもの。
EV車両を充電するカーポートの屋根には、出光興産の子会社であるソーラーフロンティア製の軽量CIS太陽電池を設置。この電力を活用して、再生可能エネルギーで走行するEVシェアリングサービスを提供する計画だ。
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