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虎ノ門ヒルズに水素で電力供給、太陽光でCO2フリーの電力を活用:太陽光
虎ノ門ヒルズビジネスタワーで東芝の自立型水素エネルギー供給システム「H2One」が稼働を開始。太陽光で製造した水素を利用し、ビルでCO2フリーの電力を活用する。
東芝エネルギーシステムズは2020年6月10日、同社が虎ノ門ヒルズビジネスタワー向けに納入した自立型水素エネルギー供給システム「H2One」が、同ビルの屋上において、本格的に稼働を開始したと発表した。再生可能エネルギーと水素を活用して、電力を安定的に供給できる自立型水素エネルギー供給システムで、同タワーの一部へCO2フリーの電力を供給する。
今回納入するH2Oneは、蓄電池、水素製造装置、水素貯蔵タンク、純水素燃料電池で構成されている。同社独自の水素エネルギーマネジメントシステム「H2EMS」により、30kWの太陽光発電システムおよび蓄電池と連携した制御を行い、発電、蓄電を行う。天候や時間帯で変動する不安定な太陽光により発電された電力を水素に変換して貯蔵し、必要時に電力として供給することで、太陽光発電システムを最大限活用できる。
虎ノ門ヒルズビジネスタワーは、大規模オフィスや商業施設などを中心とした36階建ての複合タワーで、2020年6月11日に開業した。今回導入されたH2Oneの他、地下3階には、虎ノ門ヒルズエリア内に、電気と熱を供給する独自のエネルギープラントが設置され、ガスコージェネレーションシステムなどの自家発電システムや、大規模水蓄熱槽・廃熱利用設備を活用した高効率熱製造システムにより、環境に配慮したエネルギーネットワークが構築されている。
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