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太陽光×蓄電池の「第三者所有モデル」、オリックスが小売2店舗に導入太陽光

オリックスは2020年8月、蓄電池を併設する太陽光発電システムの「第三者所有モデル(PPAモデル)」の第一号案件が、小売事業のバローが運営する岐阜県可児市と静岡県富士宮市の2店舗で稼働を開始したと発表した。

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 オリックスは2020年8月、蓄電池を併設する太陽光発電システムの「第三者所有モデル(以下、PPAモデル)」の第一号案件が、小売事業のバローが運営する岐阜県可児市と静岡県富士宮市の2店舗で稼働を開始したと発表した。

 PPAモデルとは、第三者が電力需要家の敷地や屋根などを借り受けて太陽光発電システムを設置し、発電した電力を需要家に供給する事業モデル。需要家は太陽光発電設備を購入せずに再生可能エネルギーの利用や省エネに取り組めるメリットがある。

 今回はバローが運営する、可児市の「スーパーマーケットバロー下恵土店」と、富士宮市の「スーパーマーケットバロー三園平店」に導入した。太陽光発電だけでなく、蓄電池を併設したことで、停電時も一定量の電力を供給できるため、店舗にとってBCP(事業継続計画)対策にもなるという。


「スーパーマーケットバロー下恵土店」 出典:オリックス

 下恵土店では、1464枚の太陽光パネルを設置し、出力は439.2kW(キロワット)。三園平店では、639枚の太陽光パネルを設置し出力は190.8kW。どちらも出力20kW、容量25kWhの蓄電池を設置している。


店舗に導入した太陽光発電および蓄電池システムの運用イメージ 出典:オリックス

 オリックスは今後、国内約1000MW(メガワット)の太陽光発電事業および1万件超の家庭向け蓄電池レンタルサービスのノウハウをもとに、蓄電池併設型PPAモデルのシステム導入を推進する計画だ。

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