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EVを蓄電池として活用、工場の電力コスト削減を目指す実証実験:電気自動車
出光興産と日本ユニシスは、EVおよび蓄電池の充放電制御を最適化する実証試験を、2021年3月より開始すると発表した。
出光興産と日本ユニシスは2020年10月29日、EVおよび蓄電池の充放電制御を最適化する実証試験を、2021年3月より開始すると発表した。出光興産の子会社であるソーラーフロンティアの国富工場(宮崎県)で実施する。
実証では事務所棟の電力需要、ソーラーカーポートの発電量、複数台のEVの稼働状態予測などを基に、EVおよび蓄電池の最適な充放電計画を事前に作成。それに基づき、太陽光、EV、蓄電池などの複合制御を行う技術を確立することで、電力需要家のコスト低減や、小売電気事業者の調達コスト削減などを実現する狙い。
具体的な実証内容は、EVおよび蓄電池の充放電の最適制御により以下のケースに対応するシステムの構築を目指す。EVおよび蓄電池などの分散型電源の特性を踏まえた複合制御による電力のピークカット、EV稼働状態予測(日本ユニシスが特許出願済)を活用した基本料金超過抑制および電力のピークシフト、小売電気事業者の調達コスト削減に向けた日本卸電力取引所(JEPX)価格予測に基づく充放電制御、ワークプレイスチャージング、災害時BCP対応、などである。
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