ニュース
酒造りに太陽光発電を活用、白鶴酒造が自社工場に自家消費システム:太陽光
酒造メーカーの白鶴酒造が、自社の生産工場に太陽光発電システムを導入。発電した電力は酒造設備の動力源として自家消費する計画だ。
白鶴酒造は2021年9月17日、同社の本店三号工場の屋上に自家消費用の太陽光発電システムを導入すると発表した。同年9月27日からの稼働を予定している
本店三号工場は、1年を通して酒造りを行う四季醸造工場で、同社が販売する酒造製品の約4割の生産を担っている。
導入する太陽光発電システムの最大出力は99kWで、年間発電量は約13万2900kWhを見込んでいる。発電した電力は全て酒造設備の動力源として自家消費する計画だ。
白鶴酒造では2012年7月に完成した灘魚崎工場にも太陽光発電も導入するなど、SDGsの取り組みを強化している。今回の本店三号工場への太陽光発電の導入もその一環となるもので、今後再生可能エネルギーの活用を進め、自然環境と調和した事業を目指すとしている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
芋焼酎の粕から1100世帯分の電力、酒造メーカーが挑む「サツマイモ発電」
創業97年の歴史を誇る老舗の焼酎メーカーが宮崎県の工場でバイオマス発電を開始した。芋焼酎の製造工程で発生する粕を発酵させてバイオガスを生成して、発電用の燃料に利用する。焼酎の生産量の伸びに伴って増加する大量の粕を有効にリサイクルする手段になる。
焼酎の絞りカスで充電池を開発、廃棄物の活用で低コストに
福岡工業大学は焼酎の製造時発生する焼酎粕を活用した充電池の開発に成功したと発表した。焼酎粕を炭化して充電池の電極として利用する。
太陽光の「逆潮流」を防ぎ自家消費を効率化、蓄電池も制御できる新型コントローラー
コンテックが産業施設における太陽光発電の自家消費向けのコントローラーを新発売。電力消費量に応じてパワーコンディショナーや蓄電池システムの最適制御を行い、逆潮流の発生を最小限に抑え、効率的な自家消費を支援するという。蓄電池の制御にも対応する。
