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住宅太陽光と蓄電池の導入資金を提供、中電ミライズと一条工務店が新築向けに:太陽光
中部電力が一条工務店と共同で、新築住宅を購入するユーザーを対象に、太陽光発電と蓄電池の設備導入費用を支援するサービス「カナエルソーラー」を提供すると発表。太陽光発電と蓄電池の導入費用を、サポート資金として提供する。
中部電力は2022年1月17日、一条工務店で新築住宅を購入するユーザーを対象に、太陽光発電と蓄電池の設備導入費用を支援するサービス「カナエルソーラー」を提供すると発表した。
このサービスでは、一条工務店で新築住宅を購入する際に、ユーザーに中部電力ミライズが太陽光設備および蓄電池の設置費用相当額を、住宅の引き渡し前にサポート資金として支払うというもの。ユーザーは、太陽光設備で発電した電気のうち、自家消費量に応じたサービス利用料金を月々支払い、余剰電力も中部電力ミライズに譲渡するという契約になる。契約期間は15年。
目安として、導入する太陽光パネルの容量が10kWであれば、ユーザー側に支払われる支援金の合計は約202万円程度になるという。これにより、初期費用の問題で導入が進まないケースも多い太陽光発電や蓄電池の設置を支援する狙いだ。なお、支払われたサポート資金の用途は、ユーザーの自由となっている。
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