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FIT太陽光のFIPへの切り替えを支援、FIP時代を見据え東芝ESSとSMFLみらいが協業:太陽光
SMFLみらいパートナーズと東芝エネルギーシステムズ(東芝ESS)が、FIP(Feed-in Premium)制度の利用を見据えた協業を行うことに合意したと発表。まずSMFLみらいパートナーズがFIT制度下で運営している2カ所の太陽光発電所について、FIP制度への切り替え手続きを開始した。
SMFLみらいパートナーズと東芝エネルギーシステムズ(東芝ESS)は2022年7月29日、再生可能エネルギーの普及拡大に向けて、FIP(Feed-in Premium)制度の利用を見据えた協業を行うことに合意したと発表した。協業による施策の第1弾として、SMFLみらいパートナーズがFIT制度下で運営している2カ所の太陽光発電所について、FIP制度への切り替え手続きを開始した。
FIP制度は、これまでの固定価格で再エネ電源の電力を買い取るFIP制度にかわる新制度として、2022年4月から運用が始まった。大きな特徴の一つが、発電事業者に対して発電計画と発電実績を一致させる「計画値同時同量」の義務が課される点だ。また、売電先を発電事業者が自ら選ぶ必要があるなど、これまでのFIT制度とは大きく異なる仕組みとなっている。
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