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「太陽光×水素」で再エネ100%を実現する新工場、五洋建設が室蘭に:自然エネルギー
五洋建設が北海道に新工場を建設。太陽光発電やグリーン水素などを活用し、「再エネ100%工場」として運用する。
五洋建設は2022年10月6日、北海道で建設を進めていた室蘭製作所の新工場が完成下と発表した。新工場は、工場と事務所で使う電力を全て再生可能エネルギーでまかなう「再エネ100%工場」になる。
新工場では、屋根上に設置した太陽光発電を中心に、燃料電池を用いた水素発電も併用。水素は道内の工場で副次的に製造された副生水素と、太陽光発電の電力から水電解装置を用いて製造したグリーン水素を利用する。
導入する太陽光発電はパネル出力670kW、さらにグリーン水素を製造する製造量3Nm3/hの水電解装置、貯蔵量300Nm3の水素吸蔵合金、合計出力30kWの燃料電池システムを設置した。副生水素は月1700Nm3を搬送し、貯蔵量900Nm3の水素タンク2基に貯蔵する方式だ。
この他、事務所棟などの施設については、建物の高断熱化、センサー制御の高効率空調、採光フィルムなどを導入し、ZEB化を図った。省エネ率(エネルギー削減率)は65%、創エネ率(エネルギー生成率)は425%となっている。
新工場は、従来の橋梁や鉄骨などの製作に加え、洋上風力発電の建設に用いられる風車の基礎やトランジッションピース、風車のタワーやブレードの架台など、さまざまな仮設鋼構造物の製作工場として運用する。
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