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太陽光で“両面発電”が可能なソーラーカーポート、積雪地域にも対応:太陽光
三谷産業イー・シーが両面発電が可能なソーラーカーポートの販売を開始。三協アルミの架台に、両面発電に対応した太陽光パネルを組み合わせた。
三谷産業は2023年4月、子会社の三谷産業イー・シーが両面発電が可能なソーラーカーポートの販売を開始したと発表した。三協アルミの架台に両面発電に対応した太陽光パネルを組み合わせた。
新製品は、三協アルミが販売する、アルミ構造のカーポート型太陽光パネル架台「エネジアース」に、三谷産業イー・シーが扱う両面タイプの太陽光パネルを組み込んだもの。両面発電を可能にすることで、地面に反射した太陽光も利用して発電することができ、省エネ効率や有効的な事業継続計画(BCP)に役立つという。
2台用カーポートの場合、使用する太陽光パネルによる定格発電出力(公称最大出力)は6.1kWで、5.5kWの電力供給が可能。アルミ構造で耐積雪150cm、耐風圧Vo=46m/sの高強度を誇り、積雪地域などへの設置も対応する。なお、パワーコンディショナーなどの関連設備、三谷産業イー・シーが供給を行う。
三谷産業イー・シーでは将来的には太陽光パネルの提供だけでなく、回収から再生まで一貫して対応できるスキームの開発も目指すとしている。
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