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4MWh級の新型産業用蓄電システム、トリナ・ソーラーが実機を披露:蓄電・発電機器
トリナ・ソーラーは「PV EXPO 国際太陽光発電展」(東京ビッグサイト、2024年2月28日〜3月1日)に出展し、新型の産業用蓄電システム「Elementa(エレメンタ) 2」を披露した。
トリナ・ソーラーは「PV EXPO 国際太陽光発電展」(東京ビッグサイト、2024年2月28日〜3月1日)に出展し、新型の産業用蓄電システム「Elementa(エレメンタ) 2」を披露した。
同社では2023年にコンテナ型の産業用蓄電システムElementaシリーズを発表。今回発表したモデルは第2世代モデルとなる。リン酸鉄リチウムイオン電池セルの採用は共通しているが、初代モデルが容量2236kWhだったのに対し、4073kWhに容量を拡張したのが特徴となっている。
20フィートコンテナサイズにシステムを収めた構成となっており、重量は35トン。液冷冷却方式を採用し、-30℃から50℃の環境下での運転に対応する。ラックレベルのバッテリー管理システムにより、ライフサイクル全体のエネルギースループットは7%以上向上しているという。
トリナ・ソーラーでは2つのElementaのモデルについて、今後併売を行う方針だという。Elementa 1は重量が22トン程度と2と比較して軽いため、山間部など大型蓄電システムを運搬しにくいエリアなどにも導入しやすい。こうしたそれぞれのモデルの特性を生かすかたちで、最適な提案を進める方針だ。
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