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塗布するだけで空調設備を省エネに、マクニカが遮熱断熱塗料の販売を開始:省エネ機器
クニカが冷暖房や冷蔵、冷凍などに使用する室外機向けの遮熱断熱塗料「マクニカット」の販売を開始したと発表した。
マクニカは2024年4月23日、冷暖房や冷蔵、冷凍などに使用する室外機向けの遮熱断熱塗料「マクニカット」の販売を開始したと発表した。室外機などに塗布するだけで、一定の省エネ効果が見込めるという。
マクニカットは太陽からの放射線による熱交換を防ぐための遮熱と、熱を伝えない断熱を併せ持つ塗料。塗料の遮熱機能で太陽エネルギーの90%以上を反射し、内部への熱の侵入を抑制する。また、ハチの巣状に中空ビーズ層が均一に形成される構造となっており、これが断熱効果をもたらす仕組みとなっている。
同社の試算では、室外機への省エネカバーの設置と、室外機本体よおび周辺床面にマクニカットを塗布することで、年間の消費電力を約10〜15%削減できるといという。夏場だけでなく冬場にも効果が見込めるとしている。
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