ニュース
ホンダが次世代燃料電池を公開 水素を活用した定置型蓄電システムも:電気自動車(2/2 ページ)
ホンダが次世代燃料電池モジュールのスペックを世界初公開。さらに燃料電池を活用した定置用蓄電池システムの構想も披露した。
燃料電池定置電源を2026年に量産開始へ
ホンダはさらに2026年に生産開始を予定している、定置向けの燃料電池電源システムも披露した。「CR-V e:FCEV」にも搭載されている現行の燃料電池を活用し、工場や事業所などの大型施設向けに水素由来のクリーンな電力を供給する定置型蓄電システムだ。
出力250kWを1ユニットとし、最大4基で1000kWまでの連結可能。1000kWを3列に並列設置するといったレイアウトも可能だという。非常用電源としての活用だけでなく、電力需給の平準化などの用途も想定しており、始動時間は10秒以内としている。
定格電圧はAC200〜480V 3相4線式、動作環境は-25〜45℃で、定置型燃料電池発電システムの規格であるANSI/CSA FC1やIEC 62282-3-100に準拠する。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
ホンダの熊本製作所に20MWhの蓄電システム、工場への導入では国内最大級に
東京ガスエンジニアリングソリューションが、ホンダが熊本製作所に20MWhの蓄電システムを導入。既に稼働している太陽光発電と連携し、再エネの有効活用に生かすという。
ペロブスカイト太陽電池の政府戦略 2040年20GW導入・発電コスト10円を目標に
次世代太陽電池として大きな注目が集まっているペロブスカイト太陽電池。国としての普及施策を検討してきた官民協議会は、このほど将来の導入量や発電コストの目標などをまとめた。
いまさら聞けない「ペロブスカイト太陽電池」の基礎知識と政策動向
次世代型太陽電池の代名詞ともいえる「ペロブスカイト太陽電池」。産業育成と導入拡大に向けた官民協議会も動き出し、早期社会実装への道筋が描かれようとしている。いまさら聞けないペロブスカイトの基礎知識と、最新の政策動向を整理した。
