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防草シート上にペロブスカイト太陽電池、沖縄特有の気候への適応性を検証:太陽光(2/2 ページ)
積水化学、沖縄電力、ユニチカが沖縄県においてペロブスカイト太陽電池の実証を開始した。
港湾部での塩害耐性も検証
また積水化学と積水ソーラーフィルムは鈴与商事と共同で、港湾部におけるフィルム型ペロブスカイト太陽電池の導入実証も開始した。
この実証では、清水港沿岸部の県有施設の屋根に、14枚のフィルム型ペロブスカイト太陽電池を設置。沿岸部での耐風圧や塩害環境下での耐久性などについて検証する狙いだ。実証期間は2025年4月1日から2026年3月31日までを予定している。
この事業は、鈴与商事を受託事業者とする静岡県との業務委託契約に基づき、ペロブスカイト太陽電池の普及促進や、静岡県内企業の関連ビジネスへの参入促進を図ることを目的に、清水港沿岸部の県有施設の屋根において、約1年間のモデル導入実証を行うもの。ペロブスカイト太陽電池による実証事業としては、静岡県内初の試みになるとしている。
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