ニュース
太陽光パネルの下でレモンを栽培 浜松市に2つの営農型太陽光発電所が開設:太陽光
太陽光発電や住宅機器施工を手掛けるフジサービス(愛知県名古屋市)は2025年6月24日、浜松市中央区三幸町、同市浜名区細江町において営農型太陽光発電による発電事業を開始したと発表した。
太陽光発電や住宅機器施工を手掛けるフジサービス(愛知県名古屋市)は2025年6月24日、浜松市中央区三幸町、同市浜名区細江町において営農型太陽光発電による発電事業を開始したと発表した。
浜松市中央区三幸町では、交流1600.0kW、直流2012.685kWの発電所を建設し、農地面積は2万3141.29平方メートル。同市浜名区細江町では、交流500.0kW、直流622.39kWの発電所を構築し、農地面積は7372平方メートルとなっている。ともに太陽光発電設備下部の農地では、レモンの栽培を行う計画だ。
今回の2つの発電所は、電力需要家をローム浜松、電力小売事業者を中部電力ミライズ、発電事業者をフジサービスとするUDAモデルを活用したオフサイトPPAスキームで運営を行う。
UDAモデルとは、需要家による長期の電力買取や出資などのコミットメントのもと、需要家、発電事業者、小売電気事業者が一体となって再生可能エネルギーの導入を進める「User- Driven Alliance」モデルのこと。フジサービスでは今回の営農型太陽光発電事業を通じて、自然エネルギーの導入と農業の振興を目指すとしている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
営農型太陽光発電に関する政策動向 栽培作物の最新データも公開
営農型太陽光発電(ソーラーシェアリング)について解説する本連載。今回は農山漁村再エネ法に基づく方針改正の内容や、新たに公開されたソーラーシェアリング関連のデータについて解説します。
注目を集める垂直設置型の太陽光発電、ソーラーシェアリング視点で考える課題と提言
営農型太陽光発電(ソーラーシェアリング)について解説する本連載。今回は昨今注目を集める垂直設置タイプの太陽光発電と、ソーラーシェアリングとの関係について解説します。
ソーラーシェアリングの最新統計が公開、データから分かる近年の傾向と課題とは?
営農型太陽光発電(ソーラーシェアリング)について解説する本連載。今回は農林水産省が公開した、令和4年度末(2023年3月末)時点までの統計データを読み解きます。
