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高齢者のWeb操作は画像重視

» 2004年12月14日 19時41分 公開
[ITmedia]

 マミオンは12月14日、「シニア・シルバー層の視点から見たWebサイトのユーザビリティ評価」に関する調査結果を発表した。

 同調査は、投資信託/百貨店/リフォーム/銀行/証券会社/旅行代理店の6業種50社のWebサイトをとりあげ、実際にシニア・シルバー層に利用してもらい、不便に感じる部分や操作を間違った・迷った部分などを確認すると共に、好感度やイメージ、表現、デザイン、操作性などを評価してもらった。調査対象は、55歳以上のインターネットユーザー30人(男性:6人、女性:24人)。

 ユーザーテスト時間、クリック数、ヒューリスティック調査、ユーザーテスト終了後の満足度アンケートより総合して算出した得点による総合ランキング(263点満点)では、「住友林業ホームテック」(228.1点・リフォーム)が1位を獲得。2位は「東急アメニックス」(227.4点・リフォーム)、3位は「三井住友銀行」(227.0点、銀行)で、平均点は202.6点、平均点以上の企業は27社だった。

 また、業界別で見ると、「百貨店」が216.1点で1位、次いで、「リフォーム」(211.7点)、「銀行」(209.8点)と並んだ。

 アンケートの自由意見では、「Webサイトの解りやすかった点」として「絵」や「レイアウト」が挙げられており、良い絵が良いサイトを決定付ける一因としてシニア層の満足度を上げる結果になったと、同社は分析している。

 一方、「解りづらかった点」として挙げられた意見では、「説明が解りづらい」「文字の大きさが小さい」「見づらい」などがあった。

 調査員によるヒアリングおよびモニターによる操作テスト状況の分析の結果、シニア層はWebサイトの閲覧時に、「知らない」言葉を無意識に避ける傾向があり、また文字よりも画像を多くクリックするなどの傾向が見られたという。

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