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商品購入につながる試供品は「店頭」「HP」「友人」からの配布

試供品をもらいやすいのは「街頭配布」だが、購買への誘導は「店頭」「HP」「友人から」が上という結果に──ハー・ストーリィの調査から。

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 ハー・ストーリィは、同社登録モニターの女性を対象に、試供品の配布方法についてアンケート調査を実施、その結果を発表した。有効回答数は1001。

 これによると、試供品をもらった経験のある人は99.4%で、もらった試供品(複数回答)は、「化粧品」(96.3%)、「シャンプーなどの日用品」(95.9%)が90%以上と多く、「食品」(75.6%)、「飲料」(72.5%)が続く。もらった場所(複数回答)は、「店頭、レジ」が84.2%でトップ、次いで「街頭」「通販カタログに同封」が7割台、「HPから応募」「DMに同封」が6割台という結果に。

グラフ
あなたは、今までにどこで試供品をもらいましたか?(複数回答)

 また、試供品の使用状況は、「必ず使用」「ほとんど使用/どちらかというと使用」「ほとんど使わない/あまり使わない」の比率は1:8:1。また、試供品で使用した商品を購入した経験があるのは77.1%で、年代別でみると、50代以上のみ63.5%と他の年代に比べて低い数字になった。受け取り場所別に商品購入率をみると、「店頭・レジ」が48.6%、「HPで応募」48.0%、「知人・友人から」38.6%が高く、配布率の高い「街頭」は27.6%だった(複数回答)。商品の種類別では「化粧品」「シャンプーなどの日用品」「食品」の順(複数回答)。もらってうれしい試供品もこの3品目で80%を占めた。

グラフ
場所別・商品購入率(買った人数/もらった人数)

 7割以上が試供品使用後に商品購入経験があることから、同社では試供品配布は顧客獲得に効果があると分析している。

 なお、試供品は「街頭配布」と「友人・知人から手渡し」ではどちらがいいかという設問では、「気軽にもらえる」街頭配布のほうが7割強と多いが、記憶に残る配布方法では「友人・知人から手渡し」が7割強と逆転する。信用する情報源についても「友人・知人のクチコミ」(73.5%)が、「広告(テレビCMや新聞など)」(26.5%)」を上回っており、上記のように商品購入率も「知人・友人から」は高いことから、今後友人や知人経由での試供品配布を拡大することで、試供品の費用対効果を高めていくことが可能ではないかとみている。

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