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小中学生の約6割が「週に5回以上」家庭でPCを利用

IDC Japanによると、小中学生の6割近くが、週に5回以上、家庭でPCを利用していることが分かった。しかし、自分専用のPCを持つ小中学生は少なく、9割近くは家族と共用している。また、PC利用開始年齢の若年化が進んでいるようだ。

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 IDC Japanは3月31日、現在家庭でPCを利用している10〜15歳の小中学生(小学校5・6年生と中学生)のPC利用状況を調査し、その結果を発表した。

 これによると、家庭でPCを利用する頻度は、「毎日」が41.7%、「週に5、6回」が16.6%と、6割近くの小中学生が週に5回以上PCを利用していることがわかった。

 家庭における小中学生のPC利用状況は、親と共用している割合が78.2%、また、兄弟姉妹とPCを共用している割合が9.7%で、合計すると9割近くが家族とPCを共用していた。一方で、自分専用のPCを利用している割合は11.8%にとどまる。

 PCの利用を開始した年齢については、小中学生のPC利用開始年齢の若年化が進んでいるという。調査時に10歳の小中学生が5歳までにPCの利用を開始した割合は25.8%だが、年齢が上がるにつれその割合は徐々に減少し、調査時の年齢が15歳の小中学生では、5歳までにPCの利用を開始したという回答は皆無だった。同様に、6〜8歳の時にPCの利用を開始した割合も、調査時の年齢が上がるにつれ減少している。

 同社リサーチアナリストの山口香氏は、「小中学生という新たなPCユーザーの出現は、PCを共用するほかの家族に対し、利用したい時にPCを利用できないという不便さを招く。その不便さから、家庭内においてPCを複数台保有する必要性が高まる」と、PC販売増加の可能性を示唆している。

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