欲しいのは専門家の薀蓄より身近で気軽なアドバイス:Survey Weekly Top10
「価格.com」ユーザーが購入時に参考にするのは、専門家の意見や広告より率直なクチコミ、という調査記事だが、同サイトユーザーでなくてもクチコミは無視できない情報だ。
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トップは「価格.com」ユーザーの購買行動についての調査記事。価格比較もさることながら掲示板で大きな支持を集める同サイトユーザーなら、情報源としてクチコミを重視するのも納得できる。
メーカーからのウリ文句や、専門用語を駆使したメディアの解説ではなく、「実際どうよ」というナマの声が聞きたい気持ちはよくわかる。元来クチコミとは、「あれよかったわよ」という友人同士の会話が主体。「こんなこと聞いたらたとえ他人(店員)でも馬鹿にされそう」とか「そもそもどういう質問をすれば私が欲しい答えがかえってくるのかわからない」といった心配は無用な世界だ。顔の見えない掲示板は気軽に質問でき、答えるほうも気張らずにホンネがいえる新たなクチコミの場だ。。狭いコミュニティによるものだった「クチコミ」は掲示板のおかげで、中途半端なメディアを超える広がりになっている。
もちろんアンチ派の根拠のない中傷もあるのですべてが参考になる情報ではないが、使えない機能を美辞麗句で隠したセールストークも参考にならない点では大差ない気もする。
筆者もAV家電やPCなどを買うときには、編集部のスタッフをつかまえてナマの声を聞いたりするが、クチコミというよりむしろ彼らはある意味“専門家”。「教えてチャン」でかしこまっている筆者に、専門用語を織り交ぜながら心なしかふんぞりかえって話し、「それって何?」と聞こうものなら「そんなことも知らないんですか。この業界(この業界ってなんだ)にいるくせに」と鼻で笑う。専門家がフツーの人々に好かれない理由がよくわかるというものだ。なので、筆者も自宅に帰った深夜、ついつい掲示板に「●●ってどうですかぁ〜」などとかきこんでしまうのである。
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