携帯でモノを買ったことがある人は携帯利用者の21%
携帯でショッピングをしたことがある人は、半年前の調査時から倍増して21%。携帯でモノを買う理由は「ポイント制度が魅力」「品揃えがよいから」。
インフォシークと三菱総合研究所は6月29日、携帯電話によるショッピング、ゲームや、海外での携帯電話利用についてのアンケート調査結果を発表した。
携帯で買い物をする魅力は「ポイント制度」「品揃え」
携帯電話で買い物をした経験がある割合は、携帯電話利用者の21%。2004年11月の調査時の10.1%から倍増した(2004年11月30日の記事参照)。利用経験率は女性が22.2%、男性が19.8%。年代別に見ると、20代女性の利用経験率が最も高い。
携帯でショッピングをしたきっかけは「携帯の公式サイトメニュー」(22.2%)、「携帯ショッピングサイトから直接メールが来て」(13.8%)が最も多いが、「その他」という回答も多く、きっかけが多様化していることがうかがえる。
最近半年以内に携帯で買い物をした人の理由のうち、最も多いのは「ポイント制度が魅力だから」(66.0%)、次いで「品揃えがいいから」(50.7%)、「いろいろな決済手段が利用できる」(17.6%)、「登録が簡単だから」(13.0%)、「ギャザリング(共同購入)やオークションなどがあるから」(10.1%)となっている。
携帯電話でのゲーム利用率は、携帯ゲーム機より高い
携帯電話のゲームについても調べている。携帯電話のゲームの利用率は32.7%で、男女年齢別に見ると、男性10代が約7割と突出している。女性でも10代、20代は半数以上が利用しており、利用率は高い。
携帯電話と、携帯ゲーム機の利用状況を見ると、併用しているユーザーが11.6%。携帯電話のゲームのみと答えた人が21.1%、携帯ゲーム機のみが8.4%。
併用ユーザーの利用シーンを見ると、屋外や移動中は携帯電話のゲーム利用が活発で「毎日利用している」が15.3%。一方、携帯ゲーム機を毎日利用する層は5.5%、「屋外や移動中に携帯ゲーム機は利用しない」と回答したユーザーも約4割いる。
屋内の場合も、「携帯電話のゲームを毎日利用する」が16.9%と、携帯電話でゲームをするユーザーが多いことが分かる。
海外でも通話とメール、女性はカメラも
海外での携帯電話の利用状況についてもたずねた。過去3年間の海外渡航のときに、国際ローミング端末または海外対応端末を利用した人は、仕事の場合で37.0%、プライベートでの渡航で21.2%。現時点では、国際ローミング端末を持参した人に比べて、海外対応端末をレンタル・購入した人の割合が多い。
国際ローミング端末を持参した人のうち72.3%が、「国際ローミング端末は便利だ」と感じている。理由は「日本国内と同じ電話番号を利用できる」51.1%と最も多く、次いで「使い慣れている端末を利用できる」。
海外で携帯を利用する場合に必須の機能は、という問いについては「通話」と「メール」を合わせて約8割。海外ローミングでも、音声通話だけでなくメールも必要であることが分かる。ほかに必須としている機能としては「カメラ機能」を挙げた回答者が多かった。男性35.8%、女性47.7%と、女性のほうがカメラ機能を必須と考えている率が高い。
同調査は、5月20日から24日にかけてWeb上で実施された。回答者は2400人(男性50%、女性50%)で、そのうち携帯電話利用者は2035人である。
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