米ネットユーザーにとってWeb検索の重要性は次第に高まっており、電子メールに次いで2番目に利用されている。米調査団体Pew Internet and American Life Projectと米ネット調査会社comScore Media Metrixはこのような調査結果を報告している。
これらの調査は2005年9月に実施された。Pewの調査では、1日当たりの検索エンジンユーザー数は、2004年6月には約3800万人だったが、翌年9月には約5900万人へとおよそ55%増えた。インターネットを利用する米国成人のうち63%を占めていることになる。
comScoreが行った調査では、2004年9月からの1年間で、1日当たりの検索エンジンユーザー数は4930万人から6070万人へと23%増加した。
これは、検索エンジンの利用数が電子メールのそれに迫ってきたということだとPewは述べている。以前から、電子メールはネット活動の中で最も多く利用されてきた。今回の調査では、1日当たりの電子メールユーザー数は7400万人とネット人口の77%を占めている。
「ほとんどの人はインターネットを巨大な図書館と考えており、そこから情報を探し出すために、次第に検索エンジンに依存するようになっている」とPewのディレクター、リー・レイニー氏は述べている。
検索に次いで3位に入ったネット活動は「ニュースを読む(46%)」、その次は「仕事関連の調査(29%)」「インスタントメッセージング(18%)」「オンラインバンキング(18%)」。「ブログを読む」「ネットオークション」はそれぞれ3%だった。
またcomScoreが10月に実施した最新の調査によると、検索エンジン各社のユニークビジター数はGoogleが7530万人で首位に立ち、それにYahoo!(6800万人)、MSN(4970万人)、Ask Jeeves(4370万人)、AOL(3610万人)が続いている。
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