英セキュリティ企業Sophosは4月20日、2006年第1四半期にスパム発信件数が多かった国のランキングを発表した。
トップを走るのは依然として米国で、スパム発信件数の23.1%を占めた。ただし前回発表された調査結果の26.35%からはわずかに減少している。
また中国(香港含む)が韓国を追い抜き2位にランクインした。中国が発信件数に占める割合は前回の15.7%から21.9%へと増え、韓国は19.7%から9.8%へと大幅に減少した。日本は前回と変わらず9位。
順位 | 国名 | 割合 |
---|---|---|
1 | 米国 | 23.1% |
2 | 中国(香港含む) | 21.9% |
3 | 韓国 | 9.8% |
4 | フランス | 4.3% |
5 | ポーランド | 3.8% |
6 | スペイン | 3.3% |
7 | ドイツ | 3.0% |
8 | ブラジル | 2.9% |
9 | 日本 | 2.0% |
10 | 英国 | 1.9% |
11 | オランダ | 1.8% |
12 | 台湾 | 1.6% |
その他 | 20.6% |
Sophosは米国でのスパム業者への処罰などの効果を挙げながらも、「このような業者が世界中のどこでも拠点にできることを忘れてはならない」と注意を促している。同社は米国発のスパム減少が2位以下のランキングに大きな影響を与えており、中国がトップの座に近づいていると指摘している。
またポーランド、スペイン、ドイツ、英国発のスパムが増えており、地域別で見た場合に欧州がスパム発信件数で北米地域を追い越しつつあるという。地域別ではアジアが発信件数の42.8%、北米が25.6%、欧州が25%を占めている。
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