千葉興業銀行がブレードサーバとVMwareを導入、76台のサーバを5台に集約NEWS

OKIのブレードサーバ「if Server BL460c」と仮想化ソフトウェア「VMware Infrastructure 3 Enterprise」をベースに新システムを構築。各営業店にあった76台のサーバをデータセンター内の5台に集約した。

2008年05月21日 20時14分 公開
[TechTargetジャパン]

 沖電気工業(以下、OKI)は5月21日、千葉興業銀行がOKIの「サーバ統合プラットフォーム」を導入したことを発表した。

 千葉興業銀行が導入したサーバ統合プラットフォームは、ブレードサーバと仮想化技術により複数サーバを集約・統合するシステムで、OKIのブレードサーバ「if Server BL460c」と仮想化ソフトウェア「VMware Infrastructure 3 Enterprise」をベースに構成。各営業店にあった76台のサーバをデータセンター内の5台に集約し、稼働を開始している。

画像 システム構成図《クリックで拡大》

 千葉興業銀行は老朽化した営業店サーバの更改を契機に、サーバ仮想化技術を利用した新プラットフォームの構築を検討。新システムは既存システムのサーバ環境をテンプレート(※)として構築し、テンプレートから複数拠点のサーバを仮想マシン上に複製してデータセンター内のブレードサーバに集約した。また、営業店内の既存のサーバや端末などとの連携はネットワークの接続先を変更するだけで実現したという。

(※)仮想マシンの設定を含めたシステムのOSやアプリケーションなどの構成を丸ごとファイルに保存する機能。テンプレートを構成するファイルのコピーにより、同一環境の複製が可能となる。

 導入効果としては、サーバハードウェアの更改/維持コストの削減、サーバのCPU追加や営業店の運用・保守作業を遠隔地のデータセンターから容易に行えるようになったことを挙げている。

関連ホワイトペーパー

ブレードサーバ | VMware | 仮想化 | データセンター


ITmedia マーケティング新着記事

news065.jpg

アップルのiPad Pro炎上CMにサムスンが一撃 「クリエイティビティーはCrushできない」
Appleらしからぬマーケティングの失敗から数日後、Samsungは「Galaxy Tab S9」を訴求する...

news063.jpg

電話・スマホでのコミュニケーションは「通話」? 「テキスト」?
クロス・マーケティングが全国の20〜69歳男女を対象にした調査によると、電話やスマホで...

news061.png

商品のパッケージが変わると購入意欲につながる?
商品のパッケージデザインの一新が新規購入とその後のリピート購入にどの程度つながって...