中堅企業向けのERP「JD Edwards」がiPadに対応。Safariブラウザを使って操作できるようになった。iPadのインタフェースを生かし、独自のジェスチャー機能も搭載する。
日本オラクルは10月26日、中堅企業向けのERPパッケージ「JD Edwards EnterpriseOne」(以下、JD Edwards)をこれまでのクライアントPCに加えて、iPadにも対応させたと発表した。JD Edwardsの全てのアプリケーションがiPadで動作するという。
利用できるようにしたのはiPadのWebブラウザであるSafari。対象となるJD Edwardsのバージョンは8.12と9.0で、アプリケーション基盤の構築ツール「JD Edwards EnterpriseOne Tools R8.98.4.5」(以下、Tools)をインストールすることでiPadに対応する。Toolsはサポート契約しているユーザーであれば無償でダウンロードできる。
iPad上のJD Edwardsはマルチタッチスクリーンによる直感的な操作が可能で、タップ/ダブルタップによるクリックの他、ドラッグによる画面スクロール、ソフトウェアキーボードによる入力が可能。ジェスチャー機能も搭載し、画面内の「Navigation Menu」で指を動かすことで特定の機能を利用できる。例えば指で画面を上から下になぞると「検索」機能が実行される。山形に動かすとメニューの「追加」機能を使える。
日本オラクルのアプリケーション事業統括 アプリケーションビジネス推進部 ディレクターの野田由佳氏は「iPadは業務スタイル、ライフスタイルを変える可能性がある。iPadと業務アプリケーションの連携で業務効率性が向上すると顧客からも期待されてきた。そのため急いで(iPad対応を)出した。オラクルのERPの中では一番早い対応となる」と話した。2012年春に登場するToolsの次バージョンでは、iPadの他にAndroid、BlackBerryに対応する予定だ。
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