“セキュリティ製品多すぎ問題”を一掃する「UTMアプライアンス」の実力マルウェア対策もIPSも1台で

統合脅威管理(UTM)アプライアンスを利用すれば、さまざまなセキュリティ製品の機能を1台で利用でき、管理も容易になる。UTMアプライアンスの機能と、具体的なメリットを紹介する。

2015年05月27日 12時00分 公開
[Ed TittelTechTarget]

関連キーワード

UTM | IPS | VPN | ファイアウォール


画像 米FortinetのUTMアプライアンス「FortiGate」(出典:米Fortinetの製品紹介ページ)《クリックで拡大》

 統合脅威管理(UTM)システムは、幾つかのセキュリティテクノロジーを組み合わせたネットワークハードウェアアプライアンスや仮想アプライアンス、クラウドサービスの1種である。一般的に搭載されているテクノロジーは、ファイアウォールや侵入防止システム(IPS)、マルウェア対策、VPN、Web/コンテンツフィルタリングだ。

 UTMに関しては、仮想アプライアンスとクラウドサービスの人気が高まっている。どちらもオンプレミスにアプライアンスを用意する必要がないにもかかわらず、一元管理可能で使いやすいからだ。とはいえ、そのベースとなるのはUTMアプライアンスであり、UTMアプライアンスに関する理解を深めることは、製品選定に当たって大いに役立つ。そのため本稿では、UTMアプライアンスに重点を置いて説明する。

関連記事

統合脅威管理(UTM)市場が活況を呈している。市場規模は既に10億ドルの大台を突破し、今後も成長が続く見通しだ。背景には、マネージドサービスの普及やコスト意識の高まりがある。


「UTMアプライアンス」とは何か

ITmedia マーケティング新着記事

news041.jpg

楽天グループが「楽天市場」出店店舗向けに「楽天AI大学」を公開
2024年3月より提供している店舗運営支援ツール「RMS AIアシスタント β版」に加え、AIツ...

news070.jpg

中国発AIソーシャル工作のゾッとする実態をMicrosoftがレポート
Microsoftが中国を拠点とする影響力工作の増加についてのレポートを発表した。これは米国...

news042.jpg

顧客の応募可能性をレシートで分析 読売新聞が新たな販促キャンペーンサービスを提供
システムインテグレーターのビーマップと同社子会社のMMSマーケティングは、読売新聞東京...