業務用のモバイルアプリは社内開発すべきなのか、既存製品を購入すべきなのか。それとも他の手段を選ぶべきなのだろうか。各アプローチの利点と課題を整理する。
コンシューマー市場で、モバイル技術を急速に浸透させる原動力となっているのがアプリケーションだ。ビジネス市場に対しても同じような影響力を持っている。だが残念なことに、メールやカレンダーといった基本的なものを除けば、企業向けモバイルアプリケーションの導入は気が遠くなるような大変な作業だ。
企業は自社でアプリケーションを開発することもできるが、開発には独自のスキルと多額の投資が必要となる。一般公開されているアプリケーションの方が導入は楽だ。ただし管理やセキュリティ、ライセンス面で幾つかの問題がある。大衆向けに開発されたアプリケーションなので、各企業の特定ニーズには応えられない可能性もある。
一方で、既存のリソースを生かしつつ、カスタマイズを施したモバイルアプリケーションを導入しやすくする「ハイブリッド」なアプローチも各種登場している。
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