「Exchange Server 2016 Preview」をチェックして分かった“ビルド番号の謎”変わったところと変わらなかったところ(1/2 ページ)

米Microsoftは、生産性とコラボレーションの機能に変更を加えた「Exchange Server 2016 Preview」を公開した。だが、これは本当にExchange Serverの新しいバージョンなのだろうか。

2015年08月24日 15時00分 公開
[Michael Van HorenbeeckTechTarget]
Exchange Server 2016 Previewのダウンロードページ《クリックで拡大》

 米Microsoftは2015年7月22日(米国時間)に、しばらく前から開発を進めていたメッセージングサーバ「Exchange Server 2016 Preview」をリリースした。完成度が高いように思われるが、レビューを実施したところ、それは驚くべきことではなかった。

 Exchange Server 2016は、Microsoftの「Microsoft Office Server」の新機能を使用して分割画面でドキュメントを表示するなど、新しいコラボレーション機能をエンドユーザーに提供する。残念ながら、Office Serverのプレビュー版はまだリリースされていないため、Exchange Serverの管理者がこの機能をテストすることはできない。Exchange Server 2016 Previewには、同社のコラボレーションアプリケーション「SharePoint」やオンラインクラウドストレージ「OneDrive」に保存されているドキュメントをリンク形式で送信する機能も用意されているが、Microsoftが最も改良を加えたのは、電子メールおよび情報管理アプリケーション「Outlook Web App(OWA)」だ。

       1|2 次のページへ

ITmedia マーケティング新着記事

news041.jpg

楽天グループが「楽天市場」出店店舗向けに「楽天AI大学」を公開
2024年3月より提供している店舗運営支援ツール「RMS AIアシスタント β版」に加え、AIツ...

news070.jpg

中国発AIソーシャル工作のゾッとする実態をMicrosoftがレポート
Microsoftが中国を拠点とする影響力工作の増加についてのレポートを発表した。これは米国...

news042.jpg

顧客の応募可能性をレシートで分析 読売新聞が新たな販促キャンペーンサービスを提供
システムインテグレーターのビーマップと同社子会社のMMSマーケティングは、読売新聞東京...