無料でアップデートできるWindows 10は“巨大な釣り餌”なのかこのまま使い続けられるはずだが……(1/2 ページ)

Microsoftが提供するWindows 10への無料アップグレードの期限が7月に迫り、この制度を利用する企業が増えている。だがIT管理者にとって、コストやプライバシーに関する不安以外にも疑念が残る。

2016年04月20日 08時00分 公開
[Ramin EdmondTechTarget]
「無料で手に入れることができます」という言葉に「その裏になにかある」と疑ってしまうベテランユーザーは依然として多い《クリックして拡大》

 Microsoftの無償提供の恩恵を受けようと、Windows 10への移行に踏み切る企業が増えている。MicrosoftのWindows 7/8/8.1のユーザー(ただし、Windows 7 Service Pack 1 または Windows 8.1 Update の適用が必須。また、Windows 7 Enterprise、Windows 8/8.1 Enterprise、Windows RT/RT 8.1 の各エディションは無償アップグレードの対象外)は、Windows 10のリリースから1年の間、無料でアップグレードができる。

 この期限が7月29日に迫り、企業ではWindows 10へのアップデートが加速している。TechTargetの2016年版ITプライオリティ調査によれば、2016年内にWindows 10へのアップグレードを計画しているITプロフェッショナルの数は、2015年の13.9%から40.6%へとほぼ3倍に増えた。

       1|2 次のページへ

ITmedia マーケティング新着記事

news054.jpg

「Threads」が月間アクティブユーザー1億5000万人を突破 今後Xを追い抜くための最善策は?
Metaはイーロン・マスク氏率いるTwitter(当時)の対抗馬として2023年7月にリリースした...

news060.jpg

Z世代が考える「日本が最も力を入れて取り組むべき課題」1位は「ジェンダー平等」――SHIBUYA109 lab.調査
SDGsで挙げられている17の目標のうち、Z世代が考える「日本が最も力を入れて取り組むべき...

news061.png

高齢男性はレジ待ちが苦手、女性は待たないためにアプリを活用――アイリッジ調査
実店舗を持つ企業が「アプリでどのようなユーザー体験を提供すべきか」を考えるヒントが...