マルチデバイス対応だけでは不十分、デジタル時代にあるべきERPの形デジタル時代のERP再考(4)(1/2 ページ)

ERPシステムによってビジネスの効率化が進んだが、よりリアルタイム性の高いビジネスを実現するには、多様化するモバイルデバイスをうまく生かすことが重要だ。だが、ただデバイスを導入すればよいわけではない。

2016年05月26日 09時00分 公開
[入澤裕己アクセンチュア]
重要になりつつあるERPシステムのリアルタイム性 重要になりつつあるERPシステムのリアルタイム性

 会計や販売、購買、生産、人事など、企業の基幹となる主要な業務を1つのシステムで支援するERPシステムは1990年前半に登場して以来、多くの企業で導入されてきた。ERPシステムは、オンライントランザクション処理(OLTP)によりシステム内で主要業務に関連する情報をリアルタイムに更新する機能を備え、業務に掛かる工数の大幅な削減を可能にする。またERPシステムに蓄積された膨大なデータをデータウェアハウスに抽出し、エンドユーザーがそのデータに直接アクセスして分析する「オンライン分析処理」(OLAP)システムを別途導入することで、企業活動における意思決定の精度や透明性を高めることもできる。

       1|2 次のページへ

ITmedia マーケティング新着記事

news028.jpg

これからのマーケティングに関する8つの予言(無料eBook)
激動するトレンドを正しく理解することはマーケティングで成功するための第一歩。今回の...

news109.jpg

フォーム作成管理システム「ヘルプドッグ フォーム」のEFO(エントリーフォーム最適化)機能が正式版に
nocoはフォーム作成管理システム「ヘルプドッグ フォーム」において、β版として提供して...

news068.png

広報活動がうまくいっている企業はどのくらいある?――オズマピーアール調査
国内企業の広報担当者200人を対象に、企業広報活動の実態を調査しました。