最大で44%の容量削減を実現、手間いらずのファイルサーバスリム術社内の放置ファイルにどう対処する

企業内で、一定期間以上更新や使用されていないファイルは少なくない。だが、それらを放置するとファイルサーバの負担になる。手間をかけずに削除する方法を探る。

2016年07月01日 10時00分 公開
[ITmedia]

 ファイルサーバ運用における大きな課題の1つとして、「不要ファイルの見極めが困難」が挙げられる。個々のユーザーが定期的に仕分け・削除してくれるのが理想的だが、現実には望むべくもなく、要請しても「そんな余裕はない」とユーザーから不満が噴出しがちだ。かといって、勝手に削除してしまうわけにもいかない。

 しかし、ゴミが混じっていると分かっているのに、目をつぶって残したままという状況では、例えばバックアップの際にも、コストや処理時間に大きなムダが発生し続けてしまう。2015年7月にサポートが終了した「Windows Server 2003」のリプレースがまだ完了していない企業においては、ファイルサーバのリプレースをスムーズに完了させるためにも重要なポイントとなる。

 そこで、実際にファイルサーバの最適化に成功した事例として、取り組み開始後わずか1週間で20%ものデータ削減を実現したケースと44%の容量削減で約1000万円ものディスク増設費用の削減を実現したケースを紹介する。IT管理者はもちろん、ユーザーにも、なるべく面倒や手間を強いることなく、効率的にファイルサーバの最適化を図る方法を探る。

※本稿は、キーマンズネットからの転載記事です。


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