はじめての「セキュリティ机上演習」、人と組織のリスクを無くすには?全社に潜む隠れた問題点をあぶり出す(1/2 ページ)

定期的に机上演習を行えば、自社に即したインシデントシナリオに沿ってセキュリティリスクを特定するのに役立つ。その手順や進め方を紹介する。

2016年07月22日 12時00分 公開
[Robert WoodTechTarget]
画像 2016年6月には大手旅行会社JTBで700万人分の個人情報流出が発覚。セキュリティインシデントは後を絶たない。画像は同社がWebサイトで公開した謝罪文《クリックで拡大》

 セキュリティは変化の速い業界であり、担当役員としてそれについていくのは永遠の課題だ。新たな攻撃の発生が次々と報じられる中、さまざまな管理やセキュリティ対策の優先順位を決めるのは難しい。未知のリスクを特定し、洗い出す方法を見いだすことも含めて、未知のリスクへの対応にも優先的に取り組まなければならないのだから、その難しさはなおさらだ。

侵入テストの限界を超えて

       1|2 次のページへ

ITmedia マーケティング新着記事

news033.jpg

サッカー欧州CLを早朝に観戦するアジアのファンのためにハイネケンが仕掛けた意外過ぎるキャンペーンの中身
時差のためUEFAチャンピオンズリーグを早朝に視聴せざるを得ない韓国のサッカーファンの...

news041.jpg

楽天グループが「楽天市場」出店店舗向けに「楽天AI大学」を公開
2024年3月より提供している店舗運営支援ツール「RMS AIアシスタント β版」に加え、AIツ...

news070.jpg

中国発AIソーシャル工作のゾッとする実態をMicrosoftがレポート
Microsoftが中国を拠点とする影響力工作の増加についてのレポートを発表した。これは米国...