人気のSlackに挑む「Cisco Spark」、単なるチャレンジャーで終わらない7つの理由急成長するチームメッセージング市場(1/2 ページ)

「Slack」対抗といわれるCiscoの「Cisco Spark」は、まだ多くの企業で使われていないが、これからのユニファイドコミュニケーション市場に大きな影響を及ぼす可能性がある。

2016年10月13日 07時00分 公開
[Dave MichelsTechTarget]
Cisco Sparkのログインページ《クリックで拡大》

 私がよく質問を受けることの1つに、Cisco Systemsのクラウドベースのコラボレーションサービス「Cisco Spark」に関しての質問がある。「どの企業がCisco Sparkを使っているの?」と聞かれるのだ。Ciscoのコラボレーション事業担当上級副社長であるローワン・トロロープ氏は先日、Network World誌の取材に応じ、手掛かりとなる数字を明らかにした。同氏によれば、Cisco Sparkの有料ユーザー数が100万人を超えたという。私が予想していたよりは多いが、それでもやはり少ない。

 クラウドサービスは、1カ月や1日当たりのアクティブユーザー数が主要な基準となる。1日当たりのアクティブユーザー数は普通、登録ユーザー数よりも少ない。今回発表された数字により、Cisco Sparkに対して成功の可能性を疑問視する声も出てくるだろう。

       1|2 次のページへ

ITmedia マーケティング新着記事

news060.jpg

Z世代が考える「日本が最も力を入れて取り組むべき課題」1位は「ジェンダー平等」――SHIBUYA109 lab.調査
SDGsで挙げられている17の目標のうち、Z世代が考える「日本が最も力を入れて取り組むべき...

news061.png

高齢男性はレジ待ちが苦手、女性は待たないためにアプリを活用――アイリッジ調査
実店舗を持つ企業が「アプリでどのようなユーザー体験を提供すべきか」を考えるヒントが...

news193.jpg

IASがブランドセーフティーの計測を拡張 誤報に関するレポートを追加
IASは、ブランドセーフティーと適合性の計測ソリューションを拡張し、誤報とともに広告が...